衛星で竜馬を見たあとＮＨＫをつけっぱにしていたら、
アインシュタインの眼で「サクラ　～美しさの秘密～」をやっていた。

桜が美しいのは
１．花の数が多い（１つの芽から３～５つの花が咲く）
２．一斉に咲き揃う（接ぎ木によるクローンだから）
３．舞うように散る（花弁の形状のため）
・・・だそうだ。

あと、開花抑制物質と開花促進物質があるというような話。
夏に葉で作った抑制物質を芽に貯め込み、冬の寒さを乗り切るのにそれを使う。
抑制物質を使いきると休眠から覚め、あとは春の暖かさで開花するんだって。

それから夏季に出来た花芽の中には
翌年の花の花弁・めしべ・おしべが全て揃っていて
その状態で休眠に入るらしい。
ふ～ん、そうなのか。

エンディングのとき、桜研究のおエライさん（←すっごいウロ覚え）が
「桜の花弁が綺麗な状態で散るのは生物学的に不可解」
というような事を言っていた。

紅葉が散るのは葉の役目を終えた後だからＯＫらしいんだけど
花弁が散るのはまだ“もったいない”というような内容。

「でも、だからこそ、人間に愛されて大切にされるのでしょう。
　桜はそこまで意識しているのかは分かりませんが」

・・・だってさ。
ちょっと心に残った一言でした。

淡墨桜にやった「枝を増やす剪定」http://sakura.sakeblog.net/Entry/58/は
大成功でした。やった！！



ちゃんと３個所から芽吹いてる。（画像の青丸）
なぜか根元の幹からも新しい芽がでてる。（赤丸）

５つの枝で試したうち、４つの枝で３個所から芽吹き、
１つの枝は２個所から芽吹きました。（芽吹かなかった１個所は先端）

よし♪　よし♪

気を良くして高遠小彼岸にも試してみました。
そしたら切った後で、挿し木にするために伸ばすつもりだった事を思い出した。
私、アホだ。

オシドリ桜に続いて、みどり桜も花がら摘み。



花がら摘みって、実はどうしたらいいのかよく分かっていない。

以前は芽部分と幹の付け根からポキッ☆とやっていたけど
それだと幹が少しえぐれるというか、穴が開いたようになる。
・・・これって大丈夫なのかしら？
剪定の切り口から病気が入るっていうけど、この穴からも入るんじゃない？
かといって、穴１つ１つに癒合剤塗るのも面倒だし。

なので今年は小花柄の途中から切ってみました。
でもそれだと残った小花柄がいつまでも元気で
剪定のとき葉芽との区別もつきにくいのが困りモノ。
ちゃんと見ればいいだけなんだけど。

それに、根元から取ったときの方がその後の葉芽の生長が
早い気がするんだけど・・・これは気のせいかなぁ？？

あと、残った小花柄を見ていると無性に取りたくなる。
かさぶたを剥したくなるようなものか（笑）

花が終わったので、富士しだれ桜を剪定。



●剪定しないと花が幹から遠い所にしか咲かなくなる
　（↑コレだと形が間抜けになってダメらしい）

●剪定は前年伸びた枝の付け根から２～３芽を残して切る
　（↑桜は今年伸びた枝に翌年の花芽が付くから前年の葉は切るらしい）

と、どっかで読んだのでその通りにしたんだけど。
でも本当にそれで良かったのかなぁ。

富士しだれは枝が枝垂れるんだから、花が幹から遠くなるとか考えずに
そのまま全部の葉芽を吹かせた方が、枝が増えて（＝花も増えて）
良かったんじゃないだろうか。

・・・なんてことを、パッツン"した後で考えた。
もう遅い。

河津桜が河津桜じゃなかった件（http://sakura.sakeblog.net/Entry/64/）
があってから、同じところで購入したオシドリ桜もちょっと不安になった。

だってオシドリ桜ってもっと花弁数の多いボタン咲じゃないの？？

で、問い合わせてみたら「これは確かにオシドリ桜です」と言われた。
「若い木や小さく仕立てているものは花が安定しないんです」と。
そうですか、それならそれでいいです。



満開を過ぎたので花がら摘みをしたら、白い花弁とピンクの花弁と
愕の淡い黄緑が混じって優しい色をしていました。